転職を決めた ①転職のきっかけ

 昨年の8月から丸々半年間に及んだ転職活動がようやく終わった。人生の中で一番の挫折を味わった経験だったので、少しずつ記録に残しておこうと思う。

 まずは転職先の決定について。苦しんだ転職活動だったが、結局内定は5社からもらった。受けていたのは、大きく分けると営業系の職種と広告運用のポジションだった。5社のうち営業系が3社、広告系が2社といった内訳だ。

 まずは今回の転職に至った理由について書こうと思う。全ての理由は以下の通り。番号は優先度の高い順。

①結婚を期に、全国転勤ができなくなった。

②ポータブルなスキルを身につけ、会社に依存しない働き方をしたい。ノマド的に働きたい。

③現職の業務においてプレッシャーを感じることが少なくなり、成長が止まっていると感じた。

④市場が縮小しており、会社に将来がない。後ろ向きな仕事が多くなっている。

特に全国転勤については、妻と家族との生活が一番大事だと感じたのももちろんだが、人生において住む場所が与える影響がものすごく大きいなと肌で感じた。社会人最初の場所は大阪だったが、大阪は東京とは全く異なる文化圏を形成しているし、なにより出会った人に優秀な人が多かった。面白いものが街にたくさんあるので、自然と街を歩くようになったし、新しい出会いも求めて活動していた。しかし、この4月からいる青森には本当に何もなく、働いている人材のレベルも本当に低かった。もちろん、レベルは全体感のはなしで、個人でみれば優秀だなと感じる人もちらほらいた。しかし、地方によってこんなに住む環境、働く環境が違うものかと身をもって体験したし、新卒の時にはどこでも働けるし、むしろずっと東京にいるのも飽きるし全国転勤なんて全然OKと考えていたが、日本にも想像以上の田舎があり、友人もいなく仲良くしようと思える人間もいなく、面白い仕事があるわけでもない環境で頑張れるほど自分は人間的に自律していないんだなと痛感した。

 そして結局、理不尽に会社の命令で全国を飛びまわらなければいけない世界から離れるために、東京勤務で転勤なしの会社を選んだ。また、自分は飽き性なので刺激のある環境を定期的に求めてしまうため、職業人としてスキルを高めていける職種に未経験なでも挑戦しようと考えた。